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ヨドバシ事件 ~CMSと表示速度~

2008 年 10 月 30 日 木曜日

皆さんは、Webサイトの表示速度についてどのくらい意識してますか?
まあ大体0.5秒以内に描画が開始されればいい、くらいでしょうか。クリックしてから遷移するまでに1秒以上かかるとちょっと不安を感じますかね。
しかしサイト運営者、Web制作者にとって常に悩みの種のこの問題ですが、日本の回線速度が諸外国に比べて速すぎるのも逆に問題のようです。

海外では、未だにダイヤル回線、早くてADSLくらいがいいところなので、サーバーの応答速度の前に回線速度で時間がかかるので、それほど意識しないですむわけです。というか日本でも数年前まではそうだったわけですが。

しかし、大規模ショッピングサイトで1分以上かかり、しかもタイムアウトしてしまうほど重くなったら、これはもう大問題です。

ヨドバシ・ドットコム、重すぎておわび

【Technobahn 2008/10/28 18:40】大手量販店ヨドバシカメラが今月20日前後に実施したサイトリニューアル以来、応答性能が極端に悪化するなどの不具合が発生していることが28日までに明らかとなった。

サイトにアクセスすると数十秒も待たされた挙句「画面表示に時間がかかり大変ご迷惑をおかけしております。改善に向けて修正を行っております。ご不便をおかけして、誠に申し訳ございません」とするメッセージが表示される状態が、既に1週間以上も継続しており、サイトリニューアルに伴う障害で被った機会損失額は既に数億円規模に達しているものと見られている。
ヨドバシカメラのサイトが「動かないコンピューター」状態、機会損失は既に数億円規模? - Technobahn

おわびニュース

おわびニュース

画面表示に時間がかかり大変ご迷惑をおかけしております。改善に向けて修正を行っております。ご不便をおかけして、誠に申し訳ございません。

平素はヨドバシ・ドット・コムをご愛顧いただき、ありがとうございます。

現在、ヨドバシ・ドット・コムにてページ画面が表示されるまでに時間がかかる状態となっております。
改善に向けて修正を行っております。お客様には大変ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。

最新状況については、こちらでご報告させていただきます。
モバイルヨドバシに関しても、サービス再開に向けて調整を行っております。

このたびは、ご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございません。
ヨドバシ・ドット・コム ニュース:ヨドバシ・ドット・コム

大変なことになっているようです。こちらでは、障害発生時の接続状況が詳細に計測されています。

タイムアウトしない場合、表示されるまで1分半近くかかります。

さらにfavicon.icoの読み込みがなかなか終わらず、最終的には2分半近く待つということに。よっぽどヨドバシを使おうと思う熱狂的ファン以外は待つことができず、逃げてしまうのでは……。

あと気になるのはスタイルシートのサイズ。やたら大きいような……。
なお、計測可能だった際の最悪のケースがコレ。27分もかかってます。

ちなみに、「Sofmap.com」も過去にサイトリニューアルに失敗していますので、やはりこれだけの大規模サイトになるとかなり難しいようです。
「ヨドバシ・ドット・コム」がリニューアル直後から表示が遅すぎて激重になる大規模障害が発生、一体何が起きているのか? - GIGAZINE

真偽の程は不明ですが、ネット上の情報ではこのリニューアルを担当した会社の推測があります。

どうやら今回のヨドバシドットコムリニューアルはCMS導入が目的で、
K社という会社( http://www.k-3int.co.jp/ )が請けたようです。

また、リニューアルの10/21から10/25現在までこの状況ですので、ヨドバシカメラの損失額は
億単位で発生していると言われています。

大手ECサイトのヨドバシドットコムが、サイトリニューアルから大規模な障害を3日間… - Yahoo!知恵袋

確かに、K社さんの実績紹介を見ると、「大手量販店Webサイト」の文字がありますが…。

K社では、CMSの構築運用がメインサービスとしてプッシュされていますが(→CMS、やはり通常のWebサイトのCMS運用と、ヨドバシクラスの大規模ECシステムの構築とは相当違うのでしょう。

前回のリニューアルを担当した会社

また、今回の件で感心したのは、前回のリニューアルを担当した会社のブログでの述懐です。

ただ、残念なのはサイトが若干重い・・・
数年前にwww.yodobashi.co.jpからwww.yodobashi.comへ切り替えたときのことを
思い出しました。
当時は今ほどアクセスもなく、しばらく見守ってもらっていた感じでしたが、
当人たちは血眼になってパフォーマンスをあげる、安定稼動させる、を
ひたすら、ただひたすら手を入れていました。
結果、2週間程度ご迷惑をおかけし、ようやく安定して動き出してくれました。
(中略)
ヨドバシ・ドット・コムの開発担当は本当に大変だと思います。
寝ずに原因追求をしてチューニングをしているはずです。
もうひと踏ん張りだと思います。
がんばってください、影ながらお祈りしております。
瑞風ブログ » 「ヨドバシ・ドット・コム」

当時の苦労を振り返りつつ、エールを送っています。
デザインはK社、システムはこちらに発注すれば良かったのではないかなぁ、と思わなくもないですね。

CMSの構築・提供は、多くの会社が今後優先的に取り組んでいく重要分野になるでしょう。この件を対岸の火事とすることなく、他山の石として備えたいところですね。

「マイコンピュータ」が「マイコンピューター」になる日

2008 年 10 月 28 日 火曜日

コンピューターは「コンピュータ」と書き、サーバーは「サーバ」、ルーターは「ルータ」と書く。それがプログラマだけでなく、ITに関わる我々のルールだったはずです。

そもそもどうして、この「音引き」が付かないことになっているかについては諸説ありますが、

  • 昔のプログラムコードで-(マイナス)が混入すると面倒だったため(うろ覚え)
  • バイト数を少しでも削減するため

といったような理由だったように思います。が、1テラのハードディスクがそこらで1万円台で買え、通信速度も100mbpsで当たり前になっている昨今、そんな2バイト程度のことをちまちま気にしなくてもいいということなのか、マイクロソフト日本法人が音引き記号を付ける方針に改めるそうです。

そこに飛び込んできたのが、マイクロソフト社の「『コンピューター』に変更します!」宣言。同社が提供する製品やサービスにおける外来語カタカナ用語の末尾音引きは、これまでJIS記述ルールや学術用語に準拠していたが、今後は内閣告示第二号に基づくルールに変えるというのだ。

内閣告示第二号とは1991年に国語審議会の報告をもとに告示された外来語表記ルール。そこには「語末の『er』『or』『ar』に当たるものは、原則として長音符号を用いて書き表す」とある。

「変更は8月末公開の『Internet Explorer 8』ベータ2日本語版から。パソコンが日常品となり、表記の不統一がもたらす混乱などを解消するために踏み切りました」(マイクロソフト最高技術責任者・加治佐俊氏)
[雑学] IT用語とかJIS規格etc.音引きの秘密に迫った | RxR | R25.jp

こ、これは大事件じゃないですか。具体的にどんな用語が変わるのかというと…。

下記は今回のルール変更により、表記が変更される用語の一部。

変更前 英語表記 変更後
フォルダ Folder フォルダー
ブラウザ Browser ブラウザー
エディタ Editor エディター
プリンタ Printer プリンター
スキャナ Scanner スキャナー
ドライバ Driver ドライバー
サーバ Server サーバー
インストーラ Installer インストーラー
バッファ Buffer バッファー

ここで挙げた例はほんの一部であり、英語表記の終わりが“er”“or”“ar”の単語はほぼ上記と同じように音引きがつけられる。ただし、“アクセラレータ”“スケジューラ”“プログラマ”など一部の用語に関しては慣例に基づき変更はされない。そのほか、もともと音引きがつけられていたカレンダーやトレーナーといった用語に関してはこれまでと変わらず音引きつきで表記される。
窓の杜 - 【NEWS】マイクロソフト、カタカナ用語末尾の音引きルールを変更

ちなみに、「ー」有無の由来については、

「工学系の学術用語では、3音以上のカタカナ用語の末尾の音引きを省略するのが原則。これは戦前に全日本科学技術団体連合会という団体が決めたもので、その元には英語発音への誤解がありますが、工学系学術用語やJIS用語の多くはこのルールをそのまま踏襲しているんです。当時は物資難で活字も不足しており、『ー』1字でも減るとありがたいという時代背景もあったようですね」(早稲田大学メディア文化研究所・森 治郎教授)
[雑学] IT用語とかJIS規格etc.音引きの秘密に迫った | RxR | R25.jp

とのことです。あー、なるほど、そういうことか。確かに明治~昭和初期に書かれた文学作品では、しばしば外来語が「ー」なしで表記されています。
あと、京都にある老舗喫茶店で、創業1940年のイノダコーヒというお店がありますね。

まあそんなわけで、当ブログーでも以降は、内閣告示とマイクロソフトーに習い、「ー」アリで表記しますので、ひとつよろしくお願いいたしますー。

英語翻訳版ブログ

2008 年 9 月 25 日 木曜日

ウェブの機械翻訳を通すことによって、擬似的に英語ページができあがる。
いくつかのサービスで、英語版を模索してみた。

Google
System training blog

Yahoo
System ascetic practices blog» A blog archive» WordPress vs Movable Type

Yahooの方が翻訳の自然度は高いんだけど、Googleの軽さはすごい。Yahooあdとページ遷移ごとに翻訳待ち画面になるところが、Googleはほとんどリアルタイムで繋がる。当サイトでは軽さを重視してGoogleを採用。

翻訳自体については、歴史のあるエキサイト翻訳に一日の長があるんだけど、ファイルサイズに制限があるので、このページは翻訳できなかった。
英語翻訳 ウェブページ翻訳 - エキサイト 翻訳

ただ、技術的な調べ物をしてたりすると、たまに英→日の機械翻訳がひっかかってイライラするんですよね。こういうのとか。Apacheの警告namevirtualhost * : 80がないとエラーが発生virtualhostsスタート]ボタンを»私のデジタルライフ 日本語としてほとんど成立していないので役に立たないWebトラッシュです。
でもこのブログは自前で機械翻訳用意してるんだな。どうやってるんだろう…。